marguerite, marguerite, marguerite

大阪、枚方市星が丘というところにある古い洋裁学園での、カフェ、
ギャラリーなどの活動をイメージ化した作品。
(2005年)

枯葉の食卓

僕は呼ばれたのかもしれない
気がついたら枯葉の積もる森の中にいて
ローソクの明かりの中、みんなと一緒に鍋を突っついていた
テーブルには秘密の小屋の中から運ばれてきたレモンや杏や梅のお酒があって
魔法をかけられたかのように、顔を赤らめ自分の言葉を伝えていた
よれよれの麦わら帽子をかぶった長老がいて
7人の小人たちがいて
僕はその中で踊った
枯葉は春からの記憶を伝えていて
テーブルの上に張った天蓋のような白い布に
かたまりになって腰を下ろしている
一枚一枚が自分の彼らの彼女たちの季節を巡る思い出だった
もとはといえば、麦わら帽子の長老が生み出し、育て
木々に青々と貼りつけていったものだ
まだまだ始まったばかりで、記憶というには浅さすぎるかもしれないが
風が運ぶ枯葉を全身に浴び、空を眺め、草むらを踏締められることに感謝して
まずは暖かいブランケットを用意することを考えよう
巡る季節の最後の冷たい空気が丘を包み出したから
そして、北からの風がこれまでの枯葉を飛ばし去った後の
芽吹きの季節にどんな言葉が出てくるのかを待つことにしたい

marguerite 1
marguerite 1
48×13 アクリル 紙
2005年
marguerite 2
marguerite 2
48×13 アクリル 紙
2005年
marguerite 3
marguerite 3
48×13 アクリル 紙
2005年
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